ここを岐路として
◆改憲手続き法案と米軍再編法案が衆議院を通過。たいへんなニュースだ。
◆女流能楽師・津村紀三子を書いた評伝を読んでいる。封建的な世界で自己主張した烈女。宗家がかりで演ずるお嬢様能とは違う。女性が自らを立てて行う主体的な能を追い求めた。今書いているものの参考になる。評論家が自分とおなじことを言っている。戦前の話だが、現代の状況とさほど変らない。
◆「能楽囃子」というCDがあった。「道成寺」の乱れの部分や「三番叟」の鈴の段などがあり、聴きながら、いいかげんながらひとさし舞いたくなる。やたら調子がいいので。
◆南木「冬への順応」がまたいい。初恋のひとが癌で入院する。昔約束したとおり医者になった主人公がみとってやる、という切ない小説。
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