2012年5月27日 (日)

むなしい

◆武田邦彦教授が島田市の瓦礫処理について触れている。2012.5.26

「島田市の瓦礫焼却について、私のブログの記事について島田市が「間違っている」と言い、その一つの理由に、「安全性の目安となる値(排ガス:セシウム13420ベクレル/m3、セシウム13730ベクレル/m3、焼却灰は8,000ベクレル/kg)を大きく下回っており、安全性の面で全く問題ありません。また、排ガスのばいじん濃度も定量下限(0.0040.005g/m3N)未満であり、バグフィルターのばいじん除去性能が正常に働いていることが確認されています。」とあります。

私自身は批判ぐらいはかまいませんし、島田市が瓦礫焼却をするのが適切かどうかは、島田市の人や周辺の人がご判断されることで、島田市や私はその判断に役立つために、正しい情報を提供することが役割です。島田市も市民の健康を犠牲にして瓦礫を引きうけようとしているのではないとおもいます。

 その意味では、市民に示した上の文章は訂正してもらいたいと希望します。放射性物質が他の物質と違って「目に見えないほどの量が危険」という特徴があります。たとえば、島田市は「バグフィルターの除去率が99.9%であり、煤塵濃度は0.0040.005g/m3N以下だから大丈夫」としていますが、セシウム1371グラムあたり3兆ベクレルですから、仮に0.003gでも1立方メートルあたり1000億ベクレルになり、同じ文章の安全性の目安とされる30ベクレルの実に30億倍になります。

 つまり、「排ガスのばいじん濃度も定量下限(0.0040.005g/m3N)未満であり、バグフィルターのばいじん除去性能が正常に働いていることが確認されています」という内容は専門的に言うと、「だから危険なのだ。とうてい焼却できない」ということになり、この時の除去率が99.9%とすると、現実は99.9999999・・・%でなければならないということなのです。」

ブログ主人の意見

島田市長は、瓦礫を引き受ける引き受けないは「善悪の問題」だと言ったが、一見倫理的な言葉を弄して、その実、市民の命や健康、地場産業(農業)に関わることを無視しようとしているかに見える。

この場合「善悪」は逆転している。命や健康を守ろうとしない側は「悪」であることを認識すべきであろう。

「瓦礫を引き受けてやればいいじゃないか」という意見も多いと思うが、原発事故がなかったら、全国で争って「引き受けよう」という手があがった筈。放射能について語らずに「瓦礫、瓦礫」と言って国民を賛否分断させるやりかたがおかしいのだ。この汚染瓦礫は福島原発の敷地内に運び込むことで解決する。

被災地では、夏に向って瓦礫の腐敗、害虫の発生、自然発火などの心配があるという。だから一日も早く福島原発敷地内に運び込んでいただきたい。「日本はひとつ。瓦礫は全国で引き受けよう」は筋違い。放射能を全国平均化してはならないと思う。

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2012年5月21日 (月)

さいたまの金環日食

◆さいたまのО氏が、薄曇りのなかの金環日食を捉えてくれました。

Imgp68491kinkanisyoku О氏から、マタイ受難曲とヨハネ受難曲の全曲タイトル明細を昨日いただいた。これを参照して聴きながら日食を仰いだ。一句と一首を。

     小満の日月瞬時交歓す

          (せうまんのじつげつしゅんじかうくわんす)

     日と月と面(おもて)を合はすたまゆらを仰げば律に貫かれをり

※小満・・・二十四節季の一 五月二十一日頃

※面を合はす・・・太陽と月は互いに向き合っているので月面は明るい。この蜜月を遠く見る者は、月の背しか見られない。しかしこの貴重な一瞬、太陽・月・地球が一直線に繋がっていることを知る。地球は仲人であろうか。まずはめでたし。

   高砂やこの浦舟に・・・・と♪

◆昨日は、コーラスをさぼって、О氏、I氏と三人で新緑の陣馬山に行ってきました。なんという美しさ。鳥も歌い、われらも歌い・・・

◆その陣馬山一の尾根の主も、落合部落の高台で「金環日食」を捉えていました。こちらはうんと接近。О氏のは雲の色彩の妙。こちらは主体陰翳の妙。竜虎相打つ夏の陣です。

E0119943_18223829_zinba_moon 陣馬一の尾のたより。

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2012年5月18日 (金)

ストレステスト政府版

◆大飯原発が再開できたら次は柏崎刈羽か泊か玄海か・・・ドミノ倒しの悪夢。その前に政府のストレステストが完全であることを証明しなければならない。

*地震が発生・津波発生・原発の電源停止・爆発・メルトダウン・国民への告知・住民避難(病人、老人、児童生徒、)・・・となった場合

・避難先は原発ごとに決まっていますか(周辺市町村は再開反対。受入態勢なしですぞ。再開希望市町村の連携しかないか)

・避難者にダンボール生活を強いるのではなく、快適なホテル住いをしてもらう態勢はできていますか

・避難手段は完璧ですか(胃ろう、透析中、出産中、手術中。ひとりの命も落さない万全の移動態勢はできていますか)

・家畜やペットの救出と一時保護施設は確保してありますか

・放射能を空中に放出しない蓋いはできていますか

・冷却水を注ぐ態勢はできていますか

・汚染水を海に流さない無限大のプールは造ってありますか

・各電力会社の現場は政府の統制化にありますか

・保安院や原子力委員会は決死隊として働きますか。真実を伝えますか。

・被害地域はもとより国民の経済的精神的被害の予測はできていますか。また補償の態勢確立、積立金は確保してありますか。

・汚染瓦礫は再開承認市町村に集積する態勢になっていますか。

・まだまだありますが、それ以外は政府で考えてください。落ちていたら教えてください。

◆せめてはバラの花を。О氏の埼玉のバラ・シリーズ

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◆エミ太郎と町内を散歩していると、みなさんが声をかけてくれます。自転車から降りて俳句談義、そこにまたひとり通りかかって話がはずむ。エミ太郎が退屈になったところでお別れになります。

     たんぽぽの絮の明りや人葬る

このところお年寄の葬式が続きます。不安定な気候のせいでしょうか。

120514imgp61181_ro_1 О氏。絵のようですね。

120514imgp61621_ro_3 О氏。情熱の花。

120514imgp61701_ro_4 О氏。こちらは柔らかい情熱で迫ります。

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2012年5月15日 (火)

感想いろいろ

◆今は出版ブームなのだろうか。次々に新刊本を頂戴する。すぐに礼状を出さなければ、と思いつつ、本気で読み始めて、拙いながら感想文を書くとなると結構時間がかかる。が、それだけに得るものが多い。

・「おくのほそ道を走る」 中富富美雄著

・「レアンの夢」      坂野 徹著

・「なぜ若者は『自立』から降りるのか」 梶原公子著

E0119943_16275349zinba_1 陣馬山からのたより。新緑とヤマツツジ。蕨も出揃っているとのこと。

◆大飯町議会は原発再稼動を11対1で可決。町長は若干戸惑いを見せている。一方滋賀県知事は「できレースね」と一蹴。

大飯町のひとたちは、事故が起きたらどこに避難するのだろうか。それを訊きたい。まさか滋賀県、大阪市、京都府になどとは口が裂けても言わないだろう。たいした自信である。

◆沖縄の本土復帰40年。米軍基地を沖縄に押し付けたままの40年。日頃「日本はひとつ」と叫んでいるのだから、基地を本土に分散したらどうかと思う。赤字空港はたくさんある。「冗談じゃない」と地元が叫んだら、その時点で米軍にお引き取り願う運動が起る。自分たちの問題として考えるために、ここからがスタートだ。

E0119943_2262916zinba_10 陣馬一の尾のおたより。

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2012年5月13日 (日)

FEK

◆墨田壮吉君が亡くなって以来、メイ嬢のヒステリーはひどくなるばかり。夜中に「ガーロ、ガーロ・・・」と壮吉君の声色でわめくので、そのたびに目が覚める。結局ラジオ深夜便を聴くはめになるが、三文以上の徳もある。

Cimg1652jpg_m1 「そうちゃんはどこに行ってしまったの?」とメイ嬢。

◆ラジオ深夜便。

叡山阿闍梨が「人生とは」と問われて、「仏様から宿題を出されたんですな。娑婆に行って、その情況を報告しろ。おまえがどう生きたかも。・・・で、これを死ぬ時仏様に見ていただく。ダメだったらもういちどこの世でやり直すんですな。よく生きることで、いいレポートが書ける。これで及第。成仏できるっちゅうことですな」

産婦人科の先生曰く。「妊婦さんの食べ物、これは一般のひとも同じですが、『ま・ご・わ・や・さ・し・い・』と覚えるといいです。豆・ゴマ・ワカメ・野菜・魚・椎茸・イモ、ということです」

わが家では、「ま・ご・た・ち・わ・み・な・や・さ・し・い」と、たまご、チーズ、ミルク、納豆を加えた。ちっとずつ食べるのが忙しい。

◆「母の日、オバサマはいそいそと陣馬山に出かけなすった。そのスキにダンナはどこかに出かけるコンタンや。鼻歌なんぞ歌うて髭をあたっとる。

Cimg1948jpg_m2 「森進一の『望郷』なんて歌うて、キーが高すぎて声が出てないぞなもし」と、髭を剃るダンナに苦言を。

Cimg1949jpg_m4 「こんどは、中村正俊の『ふれあい』か、オンチ同士でこれは遜色ないがな。しかし眠くなってしもーたぞな。ウトウト・・・」

Cimg1947jpg_m3 「おい、廊下で寝てしもうたら、風邪ひくぞな。しょうがないエミ太郎や」とダンナの声。

Cimg1950jpg_m5 「こうして、ワシはベッドに運んでもろうたんや。もちろん寝たふりなんぞしてな・・・」と、ちゃっかりエミ太郎。

◆「ダンナは、物忘れを自覚して、『FEK』なるお呪いを考案したぞな。これは役に立つよって、みなさんも覚えるといいぞなもし。ボケ防止最大の発明やな。さすがワシのダンナや」

「F 」   FIRE         火の用心(ガス栓締めたか)

「E」      ELECTRIC    電気用心(コンセントは抜いたか)

「K」      KEY        戸締り用心(鍵はかったか)

※「鍵をかう」の「かう」は「支う」という字でいいのでしょうか。

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2012年5月 9日 (水)

控訴とは?

◆小沢氏は先の強制起訴裁判で無罪になったが、指定弁護士はこれを不服として控訴した。「強制起訴制度」は、検察審査会という「民意」によって行なわれるもの。くじで選ばれた11人の市民が、検察の不起訴が適切であるかどうかをチェック。2回の審査で「起訴」と決まれば、強制的に起訴される制度で2009年5月に導入された。

無罪になったひとをさらに裁判にかけ、個人の大切な時間を拘束する、いや拘束して活動を困難にさせる、そういう意図がどこかに働いているような気がする。「くじで選ばれた11人の市民」は、小沢氏が無罪になったらいかに責任を取るのか。確たる証拠があってのことでなければ、危うい起訴であると思って見ている。

Cimg1930jpg_t1 新緑の四つ木公園。

「ダンナはワシのことは上の空で、俳句なんかものにしている。どれどれ、見せてごらんな。恥かしがらずに、ちいと、な。

     ひと房に百花の明り藤の花

     誰がためのうすくれなゐや春紫苑

この2句か。なかなかいいぞなもし。写生が利いとるわな。それぞれに愛情がこもっとる。当然ワシへの愛情や」

Cimg1943jpg_t2 6日。寝床から撮った満月。エミ太郎は夜の散歩を終えて熟睡中。

Cimg1944jpg_t3 6日の満月、高速道路、木根川橋。そしてバッハの「マタイ受難曲」。夜11時。

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2012年5月 6日 (日)

バッハの受難曲

◆О氏がバッハの「マタイ受難曲」と「ヨハネ受難曲」のMDを送ってくれたので、じっくり聴いている。一曲2時間はかかっている。両方ともキリストの受難をテーマにして作られたもので、四福音書に合わせて「ルカ受難曲」と「マルコ受難曲」があることになっているが、「ルカ」はバッハの真作とみなされず、「マルコ」は台本しか無いという。

「マタイ受難曲」は全68曲。第一部29曲、第二部39曲。イエスの捕縛から始まり、十字架磔刑、墓の封印へと続く。

「ヨハネ受難曲」は、全40曲。第一部14曲、第二部26曲で、イエス受難の経緯は同じである。

いずれも荘厳で、哀切で、祈りの思いに満ちている。こういう曲を抵抗無く聴けるようになったのは、やはり死を見つめるようになったからではないかと思っている。上野のヨドバシカメラでMDのリモコンを新調して、より鮮明な音を楽しんでいる。

Cimg1939jpg_k3 東京スカイツリーの夜間電飾のテスト。二つの展望台の外面を光の輪が回転している。

Cimg1931jpg_k1 「みごとな照明やぞ。四つ木が最高の展望台ぞなもし」とエミ太郎。

Cimg1928jpg_k2_2 四つ木公園。アメリカ楓の新緑。

Cimg1932jpg_k4 柿の新緑。棕櫚の花も見えます。

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2012年5月 5日 (土)

記録

◆О氏が4月27日開催「第7回下町芸能大学・吉村昭生誕85周年記念特集」の写真を送ってくれた。貴重な記録。

Imgp56592 看板。演芸ホールの外壁に2ヶ月間掲示された。

Imgp56751 開始直前。ほぼ満員。

Imgp56841 文芸評論家・松本道介先生の講演

「時代への警鐘」。吉村昭と司馬遼太郎の作品の違いなどの話に、館内はシーンと、水を打ったように。

Imgp56981 おなじみ神田蘭ちゃんの講談。今回は吉村昭の名作短篇『梅の蕾』。

Imgp57211 金原亭伯楽師匠は『火焔太鼓』を熱演。

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2012年5月 3日 (木)

萌える新緑

◆陣馬山からの報告。いま、柔らかい芽吹きの時

E0119943_20182366_zin_1 クヌギの芽吹きは白い

E0119943_19382215_zin_2霧が谷を流れる。

E0119943_19331223_zin_3 サトザクラの奥に陣馬山が。

◆昨日は、豪雨のなか川崎にて打ち合わせ。御前様。

◆今日は、市川市の「荷風忌」に出席。岩波書店の編集者による講演は『荷風全集・新収資料をめぐって』。資料確認は推理小説なみのおもしろさ。ご苦労も多いようだ。ささやかな資料の発見にも感動する。参加者のオタクぶりには圧倒された。どんな小さな情報も大切なものだが、文学の本質からすると、どうでもいいだろう、と思ったが、申しわけありません。

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2012年5月 2日 (水)

へこむ?

◆朝日朝刊連載「プロメテウスの罠」を読みながら、毎朝淋しい思いを抱かざるを得ないのはなぜか。記者のまとめかたに問題があるのかわからないが、結論を原発事故被災者の溜息で締めるところに問題があると思っている。溜息では事は解決しない。その矛先をなぜ「東京電力」に向けないのか、と言いたいのだが・・・。

2012.4.26「同席していた町議会議長は言う。『国も東電も、私たちなんて見えていないのです』」

2012.4.30「いつになったら帰れるのか、帰れないなら今後どうするのか。将来の見通しが立たず、精神的ストレスがのしかかる。子育てにお金がかかるのに金がない。離婚、親の介護・・・。夫婦喧嘩や親子喧嘩も増えてくる。東電がきちんと賠償してくれるのかどうかも分からない。『そんな積み重ねが少しずつ人間をへこませていくんです』と関根は言った。」

2012.5.1「双葉郡には54人医師がいたが、いま福島県内にいるのは19人だという。『今町民に一番必要なのは、これからの見通しと希望なのです』」

・・・これらの現象、現実は拙作『貪食細胞』で既に予言していたことだが。

◆鶴田浩二「傷だらけの人生」を唄っている。古いやつだとお思いでしょうが、古いやつほど新しいものを欲しがるものでございます。

Cimg1629jpg_emi_226 「唄っとる。ダンナが何か唄っとる。さびしそうや。これが孤独っちゅう顔か。『何から何まで 真っ暗ー闇よー、筋の通らぬことばーかーりー、右を向いても左ーを見ーても、莫迦と阿呆の絡み合い、どこに男ーのー夢があるー』・・・って、ダンナそのくらいにして止めときーな。全然似合いませんぜ」

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