2012年1月27日 (金)

逃げたのはダチョウか、人間か?

◆朝日「声」欄ボツ原稿をここに、恥をしのんで掲載します。

「逃げたのはダチョウか、人間か」

私は福島県大熊町に、かろうじて生き永らえているダチョウです。

貴紙二十日夕刊の大見出し『ダチョウを捕まえろ』には驚かされました。原発警戒区域内の園から逃げ出して野生化した私たちが、住民から「一時帰宅したときなどに怖い」と苦情が出ているので「お縄」にするんだそうですね。「お縄」、刑務所から脱走した受刑者みたいに見られているわけですか。

冗談じゃない。<少しの餌で大きく育つダチョウのように、少しのウランで大きな電力を得られる原発>のキャッチフレーズで私たちを利用しながら、さらにはカレーの具にしたりタタキにまでして儲けていたのはどなたですか? いざ爆発となると、薄情にも私たちを置き去りにして自分たちだけ逃げてしまった。残された私たちの多くは飢餓の断末魔となって死んでゆきました。なんとか生き残っている仲間は、死の町と化した双葉郡を餌を求めてさ迷い歩くしかなかったのです。今になってダチョウが怖いからと悪者にして「お縄」にしようなんて、あんまりだと思います。もっと愛情をもって保護してくださいませんか。

逃げ出したのは私たちダチョウではなく、あなたたち人間だということだけはっきりさせてください。

ついでながら、反原発の象徴としてダチョウの顔を使っていただけると嬉しいです。

120122imgp25351_negiО氏・さいたまの葱畑。

◆佐美雄風の歌がどんどん生まれる。

  

  雪を残してもうさばさばの青い空お嬢さんがたのブーツが光る

  知らず知らずひろがってゆく毒なれば気づくころにはもはや手遅れ

  あのような人らにこの世を任すのか木偶の節穴に冷たいまなこ

  私などどうでもいいから声のするあっちに行ってみてやってくれ

  あさなさな髭剃るたんび見る貌(かお)がどんな貌だか思い出せない

  ばからしと思ったら終わりかんたんにことが運ぶと思う方が甘い

  好きにしな、と投げやるもよし誰も誰も同じ考えであるはずがなし

  だからほれあれほど言ったでしょうにと嘲られ頭掻いても遅い

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2012年1月26日 (木)

凡庸

◆大寒から立春への坂道。四つ木俳句の会・新年例会を終え、会報を作成し配布。場をなごまさんと莫迦な句を出したが、結局みなさんの歯牙にもかからなかった。無視同然の扱い也。ということは、みなさんがおふざけをけっして面白いとは思わないということ。例えば、席題「マフラー」に対して、

      柳橋芸者のかたみ紅マフラー

「誰よ、こんな句を出したのは、どうせ○○さんでしょう?」という具合。「選んだひとの気が知れない」・・・というわけで、座をとりもつ必要なし。そういうサービスは無用だと反省しています。

02flowernimgp20121_kisuisen О氏・黄水仙

水仙の句には3点いただいた。    

              水仙を見て我が姿勢正すかな

02flowernimgp2177_roubai О氏・蝋梅

◆エミ太郎と散歩中、駅舎から出てきた小学生の若菜ちゃん。

     凡庸な主従の歩みあやしまずマスクの少女犬に語らふ

午後は日当りのいい窓際で昼寝。

   ひどい目にあひし昔をみな忘れ凡のあるじと日向に眠る

◆今宵、下弦の月と金星が並んで、猫のウィンク。

E0119943_19385148_moon_2 陣馬一の尾氏

E0119943_2055150_snow_2 陣馬雪化粧。

◆佐美雄風の続きです。

   居酒屋の二階に子どもを預けおき嬌声あぐる母らの事情

   ふるさとを滅茶苦茶にしてその姿くらませしやからの尻尾放すな

   なんとまあこんな程度の感情を歌ずれにして軽い人生

   一信に慈悲は沁みるとをろがみていくたびも読む無无(むむ)のうながし

   

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2012年1月25日 (水)

歪面鏡

◆それを「歪面鏡」と呼ぶかどうかは知らないが、そう名付けたい大鏡が江東区の現代美術館の庭に設置されている。映画館のスクリーンほどもあるその鏡は、美術館のプロムナードを行くひとが必ず映し出されるが、自分の歪められた姿を見て、思わず笑ってしまうことになる。が、待てよ、と思う。歪んで見えるのは、本来真直ぐなもので、もし鏡に映っているものが真直ぐなら、それは本来歪んでいるのである。そこで、また思う。真実を隠蔽したりウソをついたりする政治家達に、ここに立ってもらったらどうだろう。みんな真直ぐに映るに違いない。

あそこで真直ぐに見えるひとたちは、本当は曲がっているのだ。国会もまた歪面鏡らしい。

120122imgp25421_yoshi О氏・枯れ葦と冬空。

◆前川佐美雄歌集「植物祭」を読む。おのずから佐美雄調になった拙作短歌を。

   等身の歪面鏡の前に立つ直(すぐ)なる証しみな歪みたり

   ぬくぬくと蒲団をのべてその上に猫を眠らす玻璃戸の内に

   はげちょろけの犬なればつとにいとほしむしるしばかりの冬毛吹かすを

   雪屑にひと日の塵の沁みてゆく四つ木の路地を犬と歩むも

   希みなど言ひて諭せぬわれらなれば行きすがふ子らもそっぽ向きをり

   ひとのせい世の中のせいにするなかれとひとりごつ吾に誰もかまはず

   生き物の骨を重ぬる歴史にて何もなきがのけふを畏るる

   行きすがふわらべらなべてゆううつのまなこをさらすこの世映して

   年寄も壮年もみないくじなく青年は黙(もだ)しこどもら僻目

   戦争の世にはあらねど冬ののちさらにきびしき冬来たるらし

   つつがなく日々過ぐしつつなやましといひてなげかふ 足るを知らねば

120122imgp25171_kutinashi О氏・くちなしの実。

120122imgp25211_robai О氏・蝋梅。

   

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2012年1月24日 (火)

雪降る葛飾

◆昨晩からの雪が四つ木にも積もった。子どもばかりでなく犬も喜びそうに思ったが、わがエミ太郎は、からきし意気地なく、泣きを入れている。

Cimg1560jpg_sknow_1 雪上る。さっぱりとした朝の四つ木。

Cimg1563jpg_sknow_2 「ヒャーッ、これが雪っつうやつですかい。やけに肉球がキューッとして痺れてきましたわい。ダンナ、もうやめてつかんさい」

幼稚園ノラのトーラちゃんが走ってきた。「お兄いさまはもうちっと意地のあるおかたと思いましたが、意外にダメ犬でござんすなー」

Cimg1565jpg_sknow_3 「こ、この白くないとこを歩きたいんじゃよ、わしは。どこを踏んでも、ズブズブで冷たかとこばかりやなー」

Cimg1576jpg_sknow_5 「あれれ、もうお帰りですかい。せっかくこの雪なるものに慣れてきたっつーのに。わしのこころのようにふかふかの、わしのこころのように純潔なこの雪が、だんだんと好きになってきましたですけん。もう少しばかり遊ばしてくだせーよォ」

「ダンナはひとり悦に入って、歌などをひょっこりものにしているんでがんす。ようわしに聞かせてくれるんですわ。抒情性がなかなかですけん、よう読んでやっておくんなせえ」

    雪上るあしたことほぐヒヨの声さざんくわの紅(あけ)南天の紅

    しめあげてをるもをのれがさがにして雪の降る夜半こころは重もる

    うらみよりくやしみをこそ恥と知る暁闇近き浅き夢見に

    

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2012年1月23日 (月)

氷雨降る街を

◆日曜の午後、堀切のコーラスに出席。それぞれのリクエストを集約してみると、みんなが好きな季節の歌や山の歌が出てきてたのしい。「山の煙」、「早春賦」、「雪山讃歌」、「下町の太陽」、「トロイカ」、「カチューシャ」、「真夜中のギター」、「夢の翼に」・・・という具合。昔、歌声喫茶で歌いなれたらしい世代であり、知らぬうちに美しいコーラスになっている。

◆コーラスのピアノ伴奏をしてくれる先生が、拙作「DORE DORE」を編曲してくださった。前奏のほか、歌いやすい高さにするために「♭」がひとつついた。要所要所にコードもついている。コーラスのみなさんも「いい歌だねー」と言ってくれる。「葛飾が生んだ脱原発ソング」にしたい。

◆エミ太郎にとって、氷雨に濡れる散歩は苦手。カッパを着て出たが、すぐにUターン。オシッコノルマだけを果たして、さっさと帰り支度。その証拠写真を。

Cimg1554jpg_rain_1 これが氷雨ルックでがす。似合うてはおまへんやろ? ガイガー犬ぞな、これは。

Cimg1559jpg_rain_2 きげんようせぇといわはりますが、わいはもう歩きたくはおまへんでー。

Cimg1558jpg_rain_3 なんたって、帰りますでー、奥さんが待っとりますからな。うまいもんをこさえて。

Cimg1547jpg_rain_4 ダンナがご心配なさるけん、ここらでオシッコの実績ば残しときまひょ。これでいいですよなー ? 

◆日曜夜、TBSで山崎豊子作「運命の人」を観る。豪華なキャスティング。本木も真木もいい。沖縄の将来にかかわる日米合意の機密を暴こうとする強い信念。その行為の危うさが真に迫る。今現在にも通じる問題だから目が離せない。

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2012年1月21日 (土)

人を食った恐るべき事件

◆清水の禅寺のО師からは、いつも解けない公案を頂戴してウンウンと叫んで苦闘している。 「マクロファージ」のご感想が、また宿題になった。静岡の文芸界において指導的立場におられるО師の励ましは千人力である。

・あなたの憤慨がよく分かります。そこで小生の浅知恵を申せば、厩戸王のことです。この方は聖徳太子という聖人として後世に名を残されますが、太子亡き後、25人が絶滅させられたことは、実に不可解な歴史の推移だといわざるをえません。飛躍しますが、その激動期にも、体制内を装いつつマクロファージが存在したのではないかと思いました。現代に比べて遙かに情報化の遅れた時には、一族の掃滅は案外容易に進行したことでしょう。貴作は人の見ている前でぬけぬけと人命を奪ってゆく事象を弾劾しているわけで、現代の人を食った恐るべき事件の展開と言わざるをえないものです。

◆昨日の朝日夕刊「ダチョウを捕まえろ」の記事には頭にきた。逃げ出したダチョウを「お縄」にする捕獲作戦を展開しているという。これは読者を激昂させようと目論むヤラセ記事なのかもしれない。が、黙ってはいられない。ついノセられて昨夜零時に「声」欄に発信。

「どうせまたボツになるとは思いますが、せめてダチョウの声を聞いてください」と付箋をつけておいたが、ボツになったらここに掲載します。曰く「逃げたのはダチョウか、人間か」

Cimg1200jpg_yari_yop_1 槍ヶ岳のテッペンで梯子につかまって震えている山ガール。

Cimg1201jpg_yari_top_2 単独で槍のクラックを登るスカイブルーの男。

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2012年1月20日 (金)

みぞれ降り降る

◆久方の雨。寒くてたいへんだが、植物や生物にとっては慈雨となっていることだろう。エミ太郎の日課として、全天候型で散歩に出なければならない。みぞれのなか、線路沿いを歩いていたら、一陣の北風。風の吹く方向にくるりと向いて、ウンチをしてくれた。これで日課のひとつは完了。

帰りに「たぬき家」の今川焼きの前で立ち止まり、「だんな、こんな寒か日は、あつあつの今川焼きがよかと? うちで待っていなさる奥方さまに、ゴマでもすりましょうぜ。ワシはほんのおこぼれ程度のアンコでけっこうでガス」と言うので、幸い持合わせていた小銭でふたつ買った。「それでなくちゃ、ダンナ !!」と、帰りの足取りの軽いこと。

Cimg1541jpg_emi_so_1 おなかがいっぱい。壮吉とくつろぐ。

Cimg1544jpg_so_last_1 壮吉があぶなくなってきた。固形物は食べられず、ミルクばかり飲んでいる。時々息をうかがってみる。

Cimg1545jpg_so_last_2 手足がやせ細って、間接がグニャッと曲がっている。それでも粗相しないのはさすが。とにかく素直で大人の猫。墨田壮吉の名前負けしない。

◆「マクロファージ」のご感想続く。

・「マクロファージ」を読ませていただきました。とても怖いお話ですね。でもあり得るお話です。日本は科学技術面ではとても優れていますが、運用面(組織面?)では昔から脆弱で、せっかくの高技術が世界から評価されない、と感じています。毎日の新聞ニュースでの政治家やお役人のやっていることを見聞きすると、何かうんざりすることばかりです。この小説で、今の世の中に広く警鐘を鳴らすことができれば、と思っています。

         ブログ「勝っちゃんの写真日記」主宰 О氏。当ブログを飾ってくれる友人。

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2012年1月19日 (木)

凡愚

◆紀野一義「私の歎異抄」を読めば、普通に生きるためのヒントがいっぱい出ている。「施無畏」とか「自未得度先度他」などの理解によって自我から解放される。みんな苦しみを持って生きているが、「私」を捨てることがいちばんだと思う。凡愚の小生がそう思う。

01flowernimgp18771kantubaki О氏・寒椿。

◆「マクロファージ」の感想続篇です。高校時代のクラスメイト。福永武彦のコレクターでもあり、かなりの読み手。高校時代の友人はみんな律儀なひとばかり。だからこうして一生お付き合いが続くのである。

・ドキュメンタリーのようで一気に読了。緊迫感がありました。出だしが大胆で、ぼくも嫌いではないですから、一気に物語の中に引きこまれてしまいました。作戦にみごとにはまってしまったようです。ぼくも同じような思いを持っています。「人間を大事にしない悪党どもをいかにこらしめるか」・・・それゆえにこれを読んでスカッとしました。代弁していただい感じがしました。      実業家shinyaさん

◆女流作家からは、

・迫力ある筆致で原発問題の恐ろしさに勇気を持って斬りこまれ、たいへん興味深く拝読させていただきました。書く者にとって避けて通れないテーマなのでしょうね。「損なわれてしまった」という感情は恐らく皆胸に秘めていることと思いますが・・・。                                               t.yoshikoさん

◆俳句の先生からは、ちと照れるお言葉を頂戴している。

01flowernimgp18481pepahowaito О氏・ペーパーホワイト。

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2012年1月18日 (水)

読後ご感想つづき

エプシロンの御作「貧食細胞」を読んで強い衝撃を受けた。

原発事故の後始末はどなるのか。SF小説でも描ききれないのではないのか。御作は答えの一つである。思うに、先の大戦禍と同じで、個別の補償はどうしようもないとうことか。戦後は、A級戦犯が処刑されたが、今回はアメリカという勝者もいないし。結局、ウヤムヤになるのか・・

貴誌を読んだ翌日、図書館で「生きてるうちが花なのよ死んだらそれまでよ党宣言」という異色の映画を観た。

長い題名の由来は省くが、27も年前(1985年)に、原発作業員の実態を暴いた森崎東監督(茅ケ崎在住。上映後、本人トークもあった)の衝撃作品だった。主演の倍賞美津子、原田芳雄も熱演だった。

これは、湘南映画上映会で、今までは小津安二郎や木下恵介監督の松竹大船調のほのぼのした作品を観たのだが、今回は違った。あまりにタイムリーであり、御作品を読んだ直後だったので、尚更、大きな衝撃を受けた。  大先輩kenさん

ーkenさんは大先輩。脳梗塞の再発も克服して日々勉強を怠らない。拙作を困難な時代の「ひとつの答え」だと言ってくださった。不自由な手で打ってくださる長文のメールを有難く思っている。

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◆4月27日「第7回下町芸能大学」は「吉村昭生誕85周年記念特集」として開催する。研究会誌に事前PRを書くように言われたので、次のような文章を送った。

 

    『下町芸能大学・吉村昭特集』への期待

 <確かに戦争は幻に似て、その人その人による視角の差で眼に映じる姿は異なっている。そこには、あきらかに世代の違いによる時間的な断層が存在する。おそらく戦争そして敗戦というこの島国での精神的大事件は、各世代の真摯な声の総和で解明されるものだろう。が、また逆に一層濃い霧の中にその姿を没してゆくものなのかも知れない。> 

 と、吉村昭は『告白』に書いている。ひとびとの叡智による解明より、ひとびとの怯懦による霧消の方向への杞憂が勝っているように思う。

 東日本大震災とそれに続く原発事故から一年が経過しようとしている現在、現役の日本人として吉村の杞憂をいかに受止めるか、重い宿題を背負ったような気持ちを拭えない。吉村が存命なら、『フクシマ』をどのように書いてくれただろう。『戦艦武蔵』のようにか、『天狗争乱』のようにか、『関東大震災』のようにか・・・。

<科学は、たしかに人類に多くの利益をもたらした。が、それはまた人類の絶滅をも強いる怪物なのである。>(心臓移植私見)

 このような警世的なことばが『万年筆の旅』にあふれている。私はこれらの示唆を<冷静な憤怒>とひそかに呼んでいる。

今次の大災害からの教訓を、吉村昭の声として私たち自身が引き出せないか、そんな思いを持って今回の企画において『吉村昭・時代への警鐘』というテーマを仮題としたところ、講演をご依頼した松本道介先生は、強い共感を示してくださった。松本先生のご講演がたいへんたのしみである。

松本先生ご推薦は、吉村昭研究会事務局長の桑原文明さん。また、落語『火炎太鼓』、講談(朗読)『梅の蕾』ご提案は、吉村昭と学習院で同級、文芸部と演劇部で一緒に活動された荘司賢太郎さんである。おふたりには日々のご厚情を含め深く感謝している。

01flowernimgp14131_kanbotan_1 О氏・寒牡丹

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2012年1月17日 (火)

反響いかに

◆YPSILON 26号の感想が次々に届いている。今回の『貪食細胞』(マクロファージ)はかなりショックを与えたようで、「驚き」、「びっくり」と、どれも「!!」印がくっついている。原発事故とその後の対応に対する関心の高さをものがたっていると思う。

・力作「マクロファージ」拝読致しました。思い切った作品にびっくりしています。よくここまで・・・と話し合っております。世が世なら引っぱられてしまうのでは、とも思ってしまいました。でも、楽子さんと同じ思いは多くの方が持っています。ずい分多くのことを短期間で調べて研究されたのですね。      俳人yoshikoさん

・「貪食細胞」拝読致しました。あっという間にドキドキしながら読みきりました。ずい分短期間に書上げたのですね。集中力と「書かなければ」という想いでしょうか。きっと不謹慎にも(ああ、いっそ本当にそうなってほしい・・・)と願った読者は少なくないのではないでしょうか。日々怖ろしい現実が進み、その一方で中央のなんと変わらないことか・・・。東海村の臨界事故で被曝されたかたが亡くなるまでの、壮絶なドキュメンタリーをおそらく読まれたのでしょうね。思い出しながら読みました。   朗読家yasukoさん

・「貪食細胞」、よく調べてお書きになったと思います。むしろ痛快でした。傑作だと思います。事実はこうなんだよなーと。    作家yukoさん

・「マクロファージ」 この題名が小説の目的をよく表しています。私の理解では、黒幕集団を癌と診たて貪食細胞である山川が黒幕集団を一網打尽に食べつくす。・・・細かい描写には感嘆しています。脱原発のひとつとして、私も山小屋の脇にある小川の水を利用して小規模の水力発電をやろうと検討しているところです。   篤農家ikumiさん

・「マクロファージ」 冒頭よりビックリ、ビックリ、・・・またビックリ。最後の一行まで一気に読みました。大作。生きがたき今、現在の世の中を切り取ってよくよく勉強なされておりますこと・・・。このエネルギーに圧倒されました。   能楽師・歌人yurikoさん

・「貪食細胞」には驚かされました。こういう小説も書けるのですね。小生にはとても書けません。恐れ入るばかりです。    作家noboruさん

01flowernimgp14551_kanbotan_2 О氏・寒牡丹。なんて美しい !!

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